ミックスボイスが出ない人が確認すべき3つのポイント
ミックスボイスを練習している人は多いと思います。
僕の周りにも結構いたりします。中には5年も練習しているのに出せない方や、練習を始めてすぐにできてしまう人もいます。
僕は、ミックスボイスを出せるようになるまでに1年くらいかかりました。ミックスボイスを出せるようになった当初は、かなり裏声よりであったため、歌声として使えるようになるまでを考えると一年以上はかかっています。
ミックスボイスは「感覚」という部分が重要視されます。なので、この「感覚」を掴むまでが結構大変なのです…
そこで今回は、ミックスボイスが出ない人が確認するべきポイントを3つ紹介します。
このポイントを見直すことでミックスボイスを出せるようになると思います。
ミックスボイスが出ない人が確認すべきポイント
- 地声と裏声は両方使いこなせるか
- 地声を張り上げていないか
- 声帯を閉められるか
以上の3つにしました。
まだまだあげることはできますが沢山あげても混乱させてしまうだけなので、最低限のポイントのみを抜粋しました。
地声と裏声は両方使いこなせるか
これは僕も陥っていたのですが、ミックスボイスを練習し始めた当初の僕は裏声が全く出ませんでした。
男性の方の場合、意外とこのパターンが多いです。普段カラオケなどでしっかり裏声(ファルセット)を使っていますか?
もしも、裏声に少しでも自信がないなと感じた場合は裏声の練習に力を入れてみてください。「ミックスボイスの練習」がしたいのにと思わずにまずは裏声を手に入れて来てください。
裏声を手に入れる事がミックスボイスを習得する近道になるのです。地声と裏声のバランスがしっかり取れていないとミックスボイスは出せません。
僕がミックスボイスを出している時の感覚は完全に裏声の発声です。裏声を地声に近づけているというイメージで歌っています。(人によって感覚は変わると思います)
地声を張り上げていないか
これは1つ目にも共通する部分がありますが、地声を張り上げて歌っていませんか?
たしかに、ミックスボイスは地声のような高い声を出す事ができます。しかし、それは地声の発声方法のままでは絶対に出すことはできません。
出せる限界の音域まで地声で発声している場合、確実に喉を締め上げてしまっています。
地声を張り上げている時苦しくなっていませんか?
地声を張り上げても出せる音域は頑張ってもhiAくらいまでだと思います。しかも長くは続きません。
ミックスボイスは、地声と裏声をきれいにつなげています。地声で張り上げて喉を締めている状態から喉を脱力した状態の裏声に移行するのに自然に移行できると思いますか?
喉の状態が全く違うのですからきれいにつなげられるはずがありません。
ではどうすれば、喉の状態を脱力した状態に保ったまま高音域に移行できるのでしょうか?
そのヒントは低音の裏声にあります。地声の限界の音域が来る前に裏声に切り替えましょう。この低音の裏声を意識しはじめてから、僕はミックスボイスの感覚が少しずつ分かりはじめました。
つまり、地声を張り上げる前までは喉が脱力している→この状態のまま裏声に移行できるようにする→そのためには低音域の裏声の練習が必要。
という流れになります。つまり、ミックスボイスの習得には低音の裏声の習得が不可欠なのです!
低音とはいうものの地声でだせる高音域の部分までで大丈夫です。それでも難しいですが…
低音ファルセットの練習方法
低音の裏声を手に入れる場合には練習が必要です。いきなりやってみてと言ってすぐにできるものではないと思います。
もし、すでにできるのであればミックスボイスはもう見えていますね。
低音ファルセットを習得するには音域を広げましょう。まずは出しやすい裏声を出してみてください。その裏声でだせる1番高いところまで出してそれから1番低いところまでつなげて出してみてください。
高音と低音を行き来する感じです。地声を出すのではなく裏声でだせる低音域です。
裏声は、地声と違い練習を重ねる事で音域が広がりやすいです。頑張ってください。
目標は地声で喉を締めない音まで裏声で出せるようにすることです。そうすれば自然に地声と裏声が繋がるようになるはずです。
声帯を閉られるか
ミックスボイスには、声帯閉鎖が必要不可欠になります。声帯閉鎖ができない場合はただの裏声がでて終わりです。
「声帯を閉められるか」と書きましたがあなたは声帯を閉めららます!いつも声帯の閉鎖を紹介するとは「志村けん」のモノマネをしろと言います。これは僕が声帯閉鎖を理解する上で1番分かりやすかったからです。
しかし、今回はもう少し違うやり方についても触れていきたいと思います。
「ハー」と柔らかい声を出してみてください。地声で構いません。その状態から「ッン」と息を止めてください。「はい!その状態」それが声帯が閉鎖している状態です。
何度かやってみて閉まっている部分を理解しましょう。僕はミックスボイスの鬼門はこの声帯閉鎖だと思っています。何度もやってみて声帯閉鎖の感覚を身につけることで、ミックスボイスを出せるようになります。
まとめ
今回はミックスボイスがでない人に確認してもらいたいポイントを3つ用意してみました。
本当はまだまだ書きたいことはありますがあまりたくさん書きすぎても混乱させてしまうので、僕が最低限ミックスボイスを出すために必要なものだけを集めたつもりです。
少しでも、あなたがミックスボイスを習得するための糧になれればとても嬉しいです!
こちらで「僕がミックスボイスを習得するまでの練習方法」や「ミックスボイスを出している時の感覚」についてまとめてみたのでよかったら見てやってください。