ミックスボイスの仕組みをわかりやすく徹底解説
このブログでは、ミックスボイスについての記事を数多く投稿してきました。難しい部分まで深掘りした記事も多いのです。
しかし、初心に戻って「そもそもミックスボイスってどんな仕組みなの?」という疑問に答えていきたいと思います。
ミックスボイスを練習しているのにミックスボイスの仕組みを知らないのは効率が悪いですよね。
そろばんの仕組みがわからないのに計算しようとしているのと一緒ですよね(笑)
ミックスボイスの仕組みと聞くと難しそうという印象もあると思いますがそんな事はありません。仕組みはいたって簡単なのです。
この記事の目的はミックスボイスの仕組みを理解して、的確な練習をしてもらえるようにするという事です。
ミックスボイスの練習に躓いていたり、ミックスボイスの仕組みを知りたいという人には是非読んでもらいたいです。
ミックスボイスとは
一般にミックスボイスとは地声と裏声の中間にあたる声の事を指します。地声と裏声を一本の線で繋がることができるというとイメージしやすいでしょうか。
さらに地声のような響きで裏声の音域も出すことができるのが特徴で、今のプロの歌手のほとんど全員がミックスボイスを使っていると思って大丈夫です。
ミックスボイスの仕組み
次にミックスボイスの仕組みを紹介していきます。仕組みと言ってもそこまで複雑なものではありません。
主に今から紹介する3つの条件が満たせた時にミックスボイスを出す事が出来るようになります。
ミックスボイスの3つの条件
- 喉を開く
- 声帯を閉める
- 鼻で響かせる
この3つの条件が揃った時に初めて出せるのがミックスボイスと理解してください。聞いてみてどうですか?そこまで難しくなさそうですよね。
では何故出せないでしょうか?
ミックスボイスが出せない原因
「何故出せないのか?」という質問の答えは簡単でどれかが欠けているもしくは3つ同時にする事が出来ないのが原因と言えます。
どれかが欠けている
先ほど紹介した、ミックスボイスを出すための3つの条件の中のどれかが欠けているパターンです。1つずつ確認していくと課題が見えてきます。
下の3つの質問に答えてみてください。
- 裏声は出せますか?
- 志村けんのモノマネはできますか?
- 鼻歌はできますか?
もし全てできているのであれば先ほどの3つの条件はクリアしています。もしもできないものがあればそれが欠けている可能性があります。
下記が上記の質問に対する欠如しているものです。
1喉が開けていない
2声帯を閉めれていない
3鼻で響かせられていない
下の記事を読むことによって欠如しているポイントを改善できます。自分に足りていない部分を補うことが最初の課題です。
3つの同時にできてない
3つの条件は全て満たせているけれどミックスボイスが出せないという人は3つを同時にする事が出来ていない事が原因だと思ってください。
しかし、3つの条件は満たしているのですから後は同時にする練習をするだけでミックスボイスを習得する事ができます。
つまり、すでにミックスボイスを習得できるだけのポテンシャルは持ち合わせないいるのです。あと少しですよ。
3つを同時にするための練習
声帯を閉めた状態で裏声を出す事はできますか?声帯は声を出す時に振動している部分です。
ここで間違ってもらいたくないのが声帯を閉める=喉を閉めるではないという事です。声帯を閉じようと力んでしまうと逆効果になります。
あくまでリラックスして、少ない息で大丈夫なので裏声を優しく出して声帯を閉じ振動している感覚を身につけてください。
練習は少ない息でやる事で喉や声帯に負担をかける事を防ぐ事ができます。
声帯を閉じた状態で裏声が出せたらその響きを鼻に持っていきましょう。今は口から出ている感覚があると思います。それを鼻から出すイメージを持つとやりやすいです。
僕はミックスボイスを出している時は、鼻から声が出ていると思っています(笑)実際には違いますけどね…
まずは声帯を閉めた状態で弱くてもいいので裏声を出せるように練習してみてください。裏声が拡散しているイメージがありますが声帯を閉じた状態で出す時に細い一本の線で声が出ている感覚があると思います。
そしたらそれの響きを鼻に持っていくことでミックスボイスを完成させる事ができます。
まとめ
今回は、ミックスボイスの仕組みを解説しつつ具体的な練習を紹介しました。復習するとミックスボイスは3つの条件が揃った時に出来上がる声であること。
3つの条件とは
- 喉を開く
- 声帯を閉める
- 鼻に響かせる
この3つです。これだけできればすでにミックスボイスを出せるだけのポテンシャルを持っていると思って大丈夫です。
あとはこの3つを同時にできるようにするだけでミックスボイスは完成します。
少しでも皆さんの練習の助けになれれば嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。