音痴の原因と簡単な直し方
音痴で、カラオケに行きたくないとか音楽の授業が大嫌いという方も多いと思います。
今回はそんな方々のために「音痴の原因」と「直し方」を紹介しようと思います。音痴には様々な要因がありますが、練習次第で確実に直すことが可能です。
僕は普段から歌に関するブログを書いているので、歌に関する情報を収集するのが半分趣味のようになってしまっています。
そんな中で恥ずかしながら初めて知った言葉があります。それは「音階スキーマ」です。
「音階スキーマ」という言葉を聞いたことはありますか?
これは音痴と密接な関係があるものでした。今回は「音階スキーマ」についても解説しますので、最後まで読んでいってください。
この記事を読み終わる頃には、音痴の原因がはっきりとわかり自分がするべき練習が明確になると思います。
音痴の原因
音痴の原因は大きく分けて2つあります。
- 出すべき音を正確に出せない
- 正しい音階スキーマが形成されていない
この2つです。1つずつ詳しく見ていきましょう。
出すべき音が正確に出せない
まず音を出すためには肺から送られてきた空気が声帯を振動させる必要があります。高い声を出すときは声帯を伸ばし、緊張させてる必要があります。
この声帯を伸ばしたりするコントロールをするのには輪状甲状筋という筋肉を鍛える必要があります。
しかし、音痴の方々はカラオケになると帰ってしまったり進んで参加しないということがあるでしょう。そのため輪状甲状筋が衰えます。
そのため声を出すための声帯をコントロールする輪状甲状筋が鍛えられていないので音域がどんどん狭くなり、音程も取れなくなってしまうのです。
音痴の人は自分で自分をどんどん追い込んでしまっているのです。人前で歌うのが恥ずかしいのならばヒトカラでもいいので、少しずつ歌うことに慣れていくことで音痴も少しずつ改善されると思いますよ。
まずは「歌うことを避ける」→「輪状甲状筋が劣える」→「さらに音痴になる」という負の連鎖から抜け出す必要があるのです。
正しい音階スキーマが形成されていない
そもそも音階スキーマとは
自分の中にある12音階のカタログみたいなものだと思ってください。人間は聞いた音をそのカタログと照らし合せて同じ音を出しているのです。
12音階というのはピアノなどを見てもらえばわかると思いますが、ドから次のドまで(1オクターブ)の中の白鍵と黒鍵の数の合計です。
つまり曲は12音で構成されているのです。その12音階を人間は覚えていて、聞いた音と同じ音を瞬時に発声しているのです。
しかし、そもそも12音をしっかりと認識できていなければ次に発声すべき音を見失ってしまうのです。そのために音階スキーマを正確に形成することが必要です。
一般的に音階スキーマは幼少期に確立されてしまっています。しかし、大人になってからでも練習次第で正確な音階スキーマを形成しなおすことは可能です。
正確な音階スキーマを手に入れる練習法
家にピアノがあればピアノを使って、出しやすいドからつぎのドまでを一音ずつピアノと声で交互に出します。
ピアノがない場合はピアノアプリでも全然十分です。音が出ればどんなアプリでも大丈夫です。
12音全てを同じ音で体現できるようになれば音階スキーマが正確に形成されたと思っていいでしょう。
一人で練習する場合音が合っているのかわからないと思うので、携帯で録音して聞いてみてください。音にズレがある場合は根気強くズレを修正してください。
音階スキーマを正確に形成する事で自然と音程を取れるようになります。
まとめ
今回は音痴の原因と直し方を紹介しました。最後に少し復習しましょう。
音痴の原因
- 出すべき音を正確に出せない
- 正しい音階スキーマが形成されていない
この2つでしたね。1つ目は輪状甲状筋の問題で2つ目は音階スキーマが正確ではないのが原因でした。
それぞれの直し方(改善法)もまとめます。
声を出すためには声帯のコントロールが必要でそのためには輪状甲状筋が必要不可欠でした。輪状甲状筋を発達させるためにはまずは歌うことが大切です。
音痴の方はカラオケなど歌う場を避けがちですがカラオケなどに行くことで輪状甲状筋が鍛えられます。
音痴だからと歌うことを避けると音痴は治りません。さらに輪状甲状筋が衰えて音痴になる可能性があります。この負の連鎖から早く抜け出せるようにしましょう。
2つは「音階スキーマ」の問題でした。
音階スキーマを正しく形成しなおすための練習として、ピアノの音と自分の声を整える練習を紹介しました。
録音して、少しずつチューニングするイメージで音階スキーマを正しく形成してみてください。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
「音階スキーマ」は僕も新しい知識なので、詳しく調べてられていい機会になりました。今後も歌に関する知識を共有しますので気が向いたら読みに来てくださいね。